背中が大きく開いたデザインのトップスは、ヘルシーな色気と抜け感を演出できる魅力的なアイテムです。
でも、「インナーは何を着ればいいの?」と悩んでいませんか?
せっかくの素敵なトップスも、インナー選びを間違えると台無しになってしまうことも…。
今回は、背中開きトップスをきれいに着こなすためのインナー選びのポイントやおすすめのアイテムをご紹介します。
背中開きトップスとは?
その名の通り、背中の部分が大きく開いたデザインのトップスのことです。
「バックオープン(back open)」や「バックシャン」と言われることもあります。
バックシャンとは、英語の “back”(背中)とドイツ語の “schön”(美しい)を組み合わせた造語で、「後ろ姿が美しいこと」や「背中のデザインがおしゃれなアイテム」を指すファッション用語です。
背中をさりげなく、あるいは大胆に見せることで、女性らしさやセクシーさを演出できるアイテムとして人気があります。
背中開きトップスにはどんな種類があるの?
- リボンやレースアップ:背中部分がリボンで結ばれていたり、レースアップのデザインになっていたりするもの
- バックオープン:シンプルに背中が大きく開いているデザイン
- ねじりやツイスト:背中の生地がねじれていたり、結ばれているようなデザイン
- クロップド丈:背中だけでなく、丈が短くウエストやへそ部分も見せるデザイン
カジュアルなTシャツから、エレガントなブラウス、ニットまで、様々な素材やデザインの背中開きトップスがあります。

背中開きトップスを素敵に着こなすためのポイントは?
中に着るインナー選びはもちろん、全体のコーディネートやスキンケア、ヘアスタイルも重要です。
① インナー選び
背中の開き具合に合わせて、インナーが見えないようにするか、あえて見せるデザインのものにするかを決めましょう。
薄手の素材やタイトなデザインのトップスの場合は、シームレス素材のインナーを選ぶと、服の表面にラインが響かず、すっきりとした着こなしができます。
また、見た目のデザインだけでなく、バストをしっかり支えてくれる機能性も考慮しましょう。特にカップ付きインナーは、バストの形を美しく見せてくれるものを選ぶといいです。
② コーディネートのバランス
背中が開いていることで、ヘルシーな色気や抜け感を演出できます。その魅力を最大限に引き出すために、全体のバランスを意識しましょう。
背中を見せる分、ボトムスはロング丈のスカートやフルレングスのパンツなど、脚の露出を抑えるのがおすすめです。全体の露出を控えめにすることで、上品で大人っぽい印象になります。
また、デザインによっては甘くなりすぎることがあります。デニムやパンツなど、カジュアルなアイテムと合わせることで、甘さを抑えて洗練されたスタイルになります。

③ 肌のケア
せっかく背中を見せるなら、美しい肌をキープしましょう。
汗をかいたらこまめに拭き取り、入浴時はシャンプーやリンスが背中に残らないようにしっかり洗い流すことが大切です。背中を洗う際は、ゴシゴシこすらず、たっぷりの泡で優しくなでるように洗いましょう。
顔と同じように、背中も保湿が重要です。化粧水や保湿クリームを塗って、乾燥を防ぎましょう。
また、背中も顔やデコルテと同様に日焼けしやすい部分です。日焼け止めを塗るなどして、紫外線対策を忘れずに行いましょう。

④ ヘアスタイルでさらに魅力アップ
背中をきれいに見せるためには、ヘアスタイルも大切です。
ポニーテールやお団子ヘアで首元をすっきり見せる「アップスタイル」は、背中のラインが強調されてより女性らしくなります。編み込みやシニヨンなど「まとめ髪」も、後ろ姿を華やかに彩ってくれます。

背中開きトップスのインナーの選び方
背中が開いているトップスのインナー選びは、全体の印象を左右する重要なポイントです。
トップスの開き具合や素材、どのようなスタイルにしたいかによってインナー選びが変わってきます。
① 背中の開き具合に合わせて選ぶ
背中が大きく開いている場合(V字、U字、Y字など)

背中が完全に露出するため、「ヌーブラ」が最もすっきりとした印象になります。ホールド力が心配な場合は、粘着力のあるものを選びましょう。
また、通常のブラジャーの場合は、ストラップが低めに設計されていたり、ストラップレスブラを選びましょう。
背中の中央あたりまで開いている場合(スクエアネック、広めのラウンドネックなど)

ブラジャーを着ける必要がないカップ付きのタンクトップ(ブラトップ)やキャミソール(ブラキャミ)を選びましょう。
最近では、背中が大きく開いたデザインのタンクトップやキャミソールもあります。見えてもいいように、レースやストラップのデザインがオシャレなものがおすすめです。
また、あえてインナーをファッションの一部として見せるスタイルも人気です。レースやフリル、カラーをトップスの色と合わせたり、差し色にしたりすると、ワンランク上のおしゃれを楽しめます。
背中開きが比較的浅い場合

背中側のストラップが隠れるものであれば、普通のブラジャーでも問題ありません。
② 素材やデザインに合わせて選ぶ
レース素材:上品さやフェミニンさをプラスしたいとき
シームレス素材:薄手のトップスやタイトなトップスを着るとき(インナーのラインが響きにくい)
リブ素材:カジュアルな雰囲気にしたいとき、トップスと同系色で合わせたいとき
選び方のポイントを3つご紹介
- ホールド力:インナーはバストを美しく見せるためのものです。ご自身のバストに合ったサイズやデザインを選びましょう。
- 着心地:長時間着用するものなので、締め付け感がなく、肌に優しい素材のものを選ぶことも大切です。
- カラー:トップスの色に合わせて、同系色や肌馴染みの良い色を選ぶと失敗が少ないです。
背中開きトップスのコーディネート例
ボトムスや小物との組み合わせで様々なスタイルを楽しむことができます。
① 大人カジュアルスタイル
背中開きトップスを、普段のカジュアルスタイルに取り入れることで、さりげない色気と抜け感を演出できます。
- トップス:リブニットやカットソー素材の背中開きトップス
- ボトムス:デニムパンツ(ストレート、ワイド、スキニーなど)
- 小物:スニーカー、キャップ、カジュアルなトートバッグ

シンプルなデニムと合わせることで、トップスのデザインが引き立ちます。足元をスニーカーにすることで、ヘルシーで親しみやすい印象に。デニムの色を濃いめ、または薄めのものにするだけで雰囲気が変わります。
② きれいめフェミニンスタイル
背中開きトップスを、きれいめなアイテムと合わせて、上品で女性らしいスタイルに仕上げます。
- トップス:レースやリボンが付いたデザインの背中開きブラウス
- ボトムス:ロング丈のフレアスカート、タイトスカート
- 小物:ヒールパンプス、きれいめなショルダーバッグ、華奢なネックレス

ボトムスをロングスカートにすることで、肌見せのバランスがとれ、上品な印象になります。トップスとスカートの色をワントーンで合わせると、より洗練された雰囲気に。足元はヒールを合わせることで、女性らしさがアップします。
③ モノトーンクールスタイル
モノトーンでまとめることで、大人っぽくクールな印象のコーディネートになります。
- トップス:黒や白のシンプルな背中開きトップス
- ボトムス:黒のスラックス、白のワイドパンツ
- 小物:黒のレザーバッグ、シルバーのアクセサリー、ローファーやショートブーツ

トップスとボトムスを同じ色にすることで、セットアップ風の着こなしも楽しめます。アクセサリーはシンプルなものを合わせると、全体がすっきりとまとまります。異素材の組み合わせ(ベロアトップス×デニムパンツなど)にすると、モノトーンでも奥行きのあるコーディネートになります。
④ リゾートスタイル
リラックス感のある背中開きトップスは、旅行先でも大活躍です。
- トップス:ゆったりとした背中開きブラウス、リネン素材の背中開きトップス
- ボトムス:リネン素材のワイドパンツ、マキシ丈のワンピース
- 小物:ストローハット、サンダル、かごバッグ

涼しげなリネン素材や、風通しの良いゆったりとしたシルエットのアイテムを選ぶのがおすすめです。足元はサンダルを合わせることで、リラックスした雰囲気に。大ぶりのアクセサリーやサングラスをプラスすると、リゾート感がアップします。
おすすめの背中開きインナー
長時間着用するインナーは、締め付け感がなく、肌にやさしい素材がおすすめです。見えてもインナーっぽくないデザインのものを選びましょう。
まとめ|インナー選びが成功の鍵
後ろ姿を魅力的に見せて女性らしさと抜け感を演出できる、背中開きトップス。
一見難しそうに感じますが、ポイントを押さえれば誰でも簡単におしゃれな着こなしが楽しめます。
背中開きトップスを美しく着こなすために、インナー選びとバランスの取れたコーディネートで、ぜひ自分らしい着こなしを見つけてみてください。
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