妊娠中、おなかの赤ちゃんと過ごす期間はとても尊い時間。
おなかが大きくなるにつれて、ちょっとした動作で疲れたり、動きづらかったり、不便を感じることも増えていきます。
少しでも快適なマタニティライフを過ごすために、マタニティ用のレギンスを着用するのがおすすめ!
本日は、マタニティレギンスの特徴や効果、産後も使えるおすすめのレギンスをご紹介します。
マタニティレギンスとは?
マタニティレギンスは、妊娠中の体の変化に対応するために、快適さとサポート力に特化したレギンスのことです。
マタニティレギンスの特徴
お腹周りのデザイン
成長するお腹をすっぽりと包み込むような、ハイウエストタイプや、幅広のウエストバンドが特徴です。お腹の締め付けを防ぎつつ、優しくホールドし、冷え防止効果もあります。
また、体の変化に合わせて伸びるように、伸縮性が高い素材や、締め付けの少ないシームレスタイプがあります。
妊娠初期や、特にお腹を締め付けたくない方には、お腹の下(恥骨の上あたり)で留まるデザイン(アンダーバンプ/ローライズ)タイプもあります。

素材と快適性
妊娠初期から臨月、産後まで長く着用できるよう、縦横によく伸びる伸縮性(ストレッチ性)が高い素材が使われています。
また、汗をかきやすい妊娠中も快適に過ごせるよう、コットンや竹繊維など、肌に優しく通気性と吸湿性に優れた素材が使われることが多いです。
ホルモンバランスが大きく変化する妊娠期は、敏感肌に悩まれる方も多いです。肌に刺激を与えないよう、縫い目の刺激を軽減したり、柔らかくやさしい生地にこだわったものもあります。
サポート機能
妊娠後期に負担がかかりやすい腰や背中を支えるよう、ウエストバンドや背中部分に適切な着圧やサポート機能があるレギンスもあります。
また、むくみ予防として、足首からふくらはぎにかけて段階的な着圧を持たせ、妊娠中に起こりやすい足のむくみやだるさを軽減することを目的とした着圧タイプもあります。
妊娠周期別!失敗しないマタニティレギンスの選び方
おなかの大きさや体調の変化、シーンに合わせて、マタニティレギンスを選ぶポイントをご紹介します。
1. 妊娠初期(~4ヶ月頃)
お腹のふくらみはまだ目立ちませんが、つわりや体調の変化、肌の敏感さが増す時期です。
デザイン:ローライズ または ウエスト調整機能付き
体重の増加が少なく、お腹のふくらみが目立たなくても、いつもはいているパンツのウエストゴムが不快に感じやすくなります。
素材:オーガニックコットンなど、肌に優しい天然素材
ホルモンバランスの変化から肌が敏感になり、かゆみや湿疹が出やすい時期です。肌触りの良い、刺激の少ない天然繊維を選びましょう。
機能性:伸縮性が高いもの
急な体型変化に対応できるよう、ストレッチ性の高いものを選んでおくと安心です。
※ワンポイントアドバイス
普段のトップスやワンピースに合わせやすい、薄手~標準的な厚さのものが便利です。

2. 妊娠中期(5ヶ月~7ヶ月頃)
お腹がふくらみ始め、本格的なマタニティウェアが必要になる時期です。お腹を優しく包みこむ、サポート力があるものがおすすめです。
デザイン:ハイウエスト(お腹全体を覆うタイプ)
成長するお腹を優しく包み込み、冷えから守ります。ずり落ちを防ぎ、快適なフィット感が続くものを選びましょう。
機能性:ウエストアジャスター付き
お腹の大きさに合わせてゴムやボタンでサイズ調整できるタイプだと、妊娠中期から後期にかけて長く使えます。
素材:気温(季節)に合わせた素材
妊娠初期に比べ体調が安定しやすい時期なため、季節(夏なら吸水速乾、冬なら裏起毛)に合わせた機能性素材を取り入れましょう。
※ワンポイントアドバイス
体型をカバーしつつ、冷えも防ぐために、いろんなコーディネートに合わせやすいものがおすすめです。

3. 妊娠後期(8ヶ月~臨月)
お腹が最も大きくなり、腰への負担や足のむくみがピークになる時期です。サポート力と快適性を重視して選びましょう。
デザイン:お腹と腰にフィットする立体縫製やサポートベルト内蔵型
大きなお腹をしっかり持ち上げ、腰や背中にかかる重さの負担を軽減する構造が役立ちます。
機能性:着圧タイプ
足首からふくらはぎにかけて適度な着圧があるタイプは、むくみや足のだるさの軽減が期待できます。
素材・仕様:柔らかい素材やシームレス(縫い目なし)タイプ
締め付けによる不快感が最も強くなる時期なので、とにかくストレスフリーな着心地を追求しましょう。
※ワンポイントアドバイス
寝るときの冷え対策やむくみ対策として、パジャマやルームウェア代わりに着用できるものもおすすめです。

季節別!マタニティレギンスの選び方ポイント
春・秋のマタニティレギンスの選び方
気温の変動があり、日中は暖かくても朝晩は冷えるため、体温調節とオールシーズン使える快適な素材がポイントになります。
素材:綿(コットン)、竹繊維など
綿は通気性、吸湿性、保温性のバランスが良く、肌に優しいため、妊娠中の敏感な肌に最適です。
厚さ:薄手~標準的な厚さ(タイツでいうと40~80デニール程度)
1枚ではいたり、ワンピースやチュニックの下に重ね着しやすい厚さが適しています。
はき心地:肌触りの良く、伸縮性が高い
季節の変わり目で汗ばむこともあるため、サラッとした肌触りだとより快適です。
夏のマタニティレギンスの選び方
体温が高い妊婦さんにとって、夏は暑さ対策と冷房対策の両方が重要になります。
素材:接触冷感、UVカット加工、吸水速乾
接触冷感素材は、はいた瞬間のひんやり感が暑い日に快適です。UVカットは日焼けが気になる外出時に役立ちます。
長さ・厚さ:7分丈や5分丈(短め丈)、薄手のフルレングス
短めの丈だと足元が涼しく、フルレングスでも薄手のものなら通気性が良く、冷房対策にもなります。
はき心地:さらりとした肌触りと高い通気性
汗で生地が肌に張り付くのを防ぐため、通気性が良く、速乾性のある素材がおすすめです。

冬のマタニティレギンスの選び方
妊娠中の冷えは大敵です。お腹周りだけでなく、下半身全体の防寒対策をしっかり行いましょう。
素材:裏起毛、ウール混、厚手コットン
裏起毛は、まるで毛布のような温かさで、真冬の寒さからお腹と下半身を守ります。
厚さ:厚手(タイツでいうと110~160デニール以上)
厚手であれば、レギンスパンツのようにはけるものもあり、コーディネートの幅が広がります。
マタニティレギンスに関するよくある質問
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マタニティレギンスはいつからはき始めるべき?
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一般的に、妊娠初期からはき始めるのがおすすめです。
お腹のふくらみが目立たない時期でも、ホルモンの影響でウエスト周りの締め付けに敏感になったり、つわりで体調が優れなかったりすることがあります。
おなかに当たるゴムが不快に感じたら、すぐにマタニティレギンスに切り替えましょう。ウエスト部分に締め付けがなく、お腹を冷えから守ってくれるため、快適に過ごせます。
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むくみ対策用の着圧レギンスは、ずっとはいていても大丈夫?
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日中の活動時間に使用することをおすすめします。ただし、使用前に必ず医師や助産師に相談しましょう。
着圧タイプは、妊娠後期にピークとなる足のむくみやだるさの軽減に役立ちます。
ただし、お腹周りの締め付けがないデザインを選び、寝る時や体調が悪い時は使用を避けてください。血流を妨げないよう、適切な着圧レベルのものを選ぶことが重要です。
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寝る時もマタニティレギンスをはいてもいい?
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お腹を締め付けないデザインであれば、冷え対策のために着用することをおすすめします。
特に、綿や竹繊維などの通気性・吸湿性の良い柔らかい素材で作られた、リラックスタイプのレギンスや、弱めの着圧設計のおやすみ用レギンスを選ぶと、就寝中も快適に過ごせます。
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妊娠中にレギンスをはくことで、お腹の赤ちゃんに影響はある?
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マタニティ用のレギンスであれば、適切に設計されているため、赤ちゃんに悪影響を及ぼす心配はありません。
マタニティレギンスは、お腹の成長に合わせて優しく包み込むように作られています。
逆に、通常のレギンスやきついパンツなどをはき続けて、お腹を圧迫したり、冷やしたりする方が望ましくありません。お腹を締め付けず、冷えから守るマタニティレギンスを着用しましょう。
産後も永く使える!おすすめのマタニティレギンス2選
家事・育児中のリラックスウェアとして、体型戻し用のサポートレギンスとして、お出かけ時のカジュアルウェア代わりなど、産後のライフスタイルをイメージして選ぶと、より長く着用できます。
まとめ
マタニティレギンスは、妊娠中の体型変化に対応し、お腹の保護、冷え対策、むくみ軽減など、はくだけであらゆるサポートをしてくれます。
妊娠の時期や季節に合わせて、機能性はもちろん、やはり長時間着用していても快適なもの、はき心地を重視して選ぶことが、快適なマタニティライフを送るための鍵となります。
特に、産後も長く使えるデザインを選べば、コスパも抜群。
マタニティママの快適な毎日を支える大切なパートナーとして、ぜひご自身にぴったりの1枚を見つけて、大切な妊娠期間を心地よく過ごせますように…。
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